しろくまのきもち

しろいくまの日常やらなんやら、氷に乗ってる

終わった恋の終わらせ方

通り過ぎていった未来のない恋にずっと縋るのも何だか虚しくて、自分の中でせめて手を振って終わらせようと踏ん切りをつけたいと考えつつ毎日をだらだら過ごしております、だって正月あけなんだもん、誰にもなかなか会えなくて…


そんな言い訳してる場合ではなく。
昔の人が言った通り、新しいことやチャレンジしてみたいことを始めるのは本当に気持ちが切り替わるし新しく生まれ変われるようなそんな自分になれるような…完全に振られた女のテンプレですが、色々模索してます。


例えば、今まで考えてもなかったけど車の免許を取ってみる、海外に目を向けてみる(恥ずかしながらパスポートもなく教員的にも視野が狭く感じたから)、そして友達と遊び回る、訳にも行かないので1日綺麗になろう作戦ということで某世界の温泉が集まってる新世界に行きました!


私以外にも悩みを持つ友達もいるので、時には愚痴り時にはラーメンを啜り時にはプールに流され…
自堕落で最低で最高な大学四年生の最後のひと時を過ごしました。


大学での時間を殆ど一緒に過ごした彼のあたたかみを忘れられる日が来るかは解らないけど、彼以外のあたたかみを求めてもいいのでしょうかね、前を向くというのはさよならすることに繋がってるのかもしれない。

続・私が振られた理由

昨日振られた理由を書きなぐったわけですが、なかなか上手く書けないもので読み返せば「もっと上手く書けたじゃん、なんだこの安っぽい携帯小説みたいなの!」とがっかりしました、ええ。


しかし、理由は本当にあれだけです。何か書き損じなどはありません、電話で淡々とやり取りしただけ。そして部屋から出た私は家族の元へフラフラと戻り、目が真っ赤な私を見て何かあったことをすぐに悟ってくれました。母に泣きついて経緯を話すと、いつもは私に辛く当たる彼女が私を庇ってくれる言葉で包んでくれて、やっと結婚を断られたという女としての痛みや辛みが襲いかかって来たように思いました。

友達にも連絡すると本当に持つべきものは女友達だなあと思わされるばかりで、私の知ってる継ぎ接ぎはあんな奴よりしっかりしててその上ドジで可愛い奴なんだとLINEで泣かされるとは思っても見ませんでした、お前も悲しい恋をしていたじゃないか友達。


布団に入れば冷たく暗い天井が落ちてきそうなのに怯え、何か行動に出れば彼から貰ったものに触れてはもう彼とは歩めない現実が生々しく転がっております。

バイトへ行くだけでもマフラーや手袋はプレゼントだったのでその頃の記憶と共に蘇っては悲しい花が咲くばかり。彼が本採用になってからは同僚や生徒の目を気にして外では手も繋げなかったけど代わりに私の手を温めてくれていた彼の分身のような存在。


こんなふうな日々が続くのかと思いきや、だんだん割り切れてきているというか、受け入れ始めている自分がいることに驚きです、優しい言葉を直接や画面の中で掛けてくれる周りの人があったかい、こうやってまた前を向こうと思えるきっかけは誰かが欠片として私の周りに蒔いてくれているのかもしれない。

私が振られた理由

こんにちは、twitterでもお世話になってる継ぎ接ぎです、年末のくそ忙しい時に燃え尽き症候群やら急性胃腸炎やらで散々周りに迷惑をかけまくったしがない女子大生です。

実はブログは初めてでもないんです、でも新しく何かを始めるのはやっぱり緊張します。

いつもは140字という世界で生きている私がどうしてブログという舞台を選んだか、それは私の中のあるひとつの世界に幕が降りてそれを単に書いておきたかったというのもありますが、普通にまた日常を書き留める場所が欲しかったというのが大きいです。


私と彼が出会ったのは大学の部活で先輩後輩という何とも何とも!ありきたりなポジションから始まって、明日で3年を迎えるはずでした。

馴れ初めはさておき、今年の夏に彼から結婚を考えて欲しいという連絡を貰ったのはまだ新しい記憶でした。
そこから季節は流れて、誕生日を忘れられるという2回目にして新鮮なハプニングと喧嘩を経て、就活祝いも兼ねて腕時計を貰いました。殿方に腕時計?!私の中では自分の腕がついてないんじゃないかってくらい何度も何度も電車で眺めてはニヤニヤして帰りましたね。

そこから何となくある違和感を感じ始めるのです。

元々1ヶ月に1回会えたら良いほうの私達、身体を重ねるのも回数は少なかったですが少し肌寒くなった頃、ふと感じた感触が、

「今日で最後かもしれない」

という何とも形容し難い感情でした。何が変わったというのもなかったですがこれが女のカンというやつなのか、悟りに近かった。


12月の部活合宿にOB参加した彼とはいつもより目が合わなくて、こういう場でいちゃついたりなんかが嫌いな彼にしては普通だけど何となく違う、でも今までもベラベラ話す方でも無いし大事にせず私も迫る定期演奏会に向けて集中しようと気を引き締めました。

と同時に、これから何もなければ彼を諦めなければなと少し心の何処かで覚悟していた自分もいたのも確かです。

演奏会前にいつものように励ましのメールが来たのですごく安心したのは覚えています。クリスマスが迫ってもメールが来なかったのは、そんなイベントに踊らされない私達になったのかと期待したから。実際は私の燃え尽き症候群と彼の体調不良でした。


少し経って年末に他愛もない会話をして、年明けも私から新年のあいさつを送りました。
電話がしたいようだったのでまだ本調子ではない身体を起こして自分の部屋へ。一時間ほど普段通りの会話をした頃、突然結婚の話になったのでした。私はどう考えているのか聞かれ思ったまま話すと彼が自然に相槌、そして彼の本音を聞かされることになるのです。

「年の差をどうしても気にしてしまう」
「年下に言われると癪に障るプライドが捨てられない」
「同い年か年上に引っ張ってもらいたい」

生々しくも最後の彼の告白に降伏するしかありませんでした、年の差の前では年月は無力でした。

「いつか私を不幸にする」
「引っ張っていける自信が無い」

私の幸せくらい私に決めさせてくれと誰かが歌った使い古された言葉が頭を掠めたのも虚しく、静かに彼女という舞台から降りようと決めました。


「お嫁さんにはなれんかったねえ…」


やっと絞り出した言葉が恨みがましく聞こえないように


「ありがとうねえ…」


これが彼を苦しめる鎖になりませんように





最後のわがままが叶うことを着信ボタンに伸ばす指に乗せた。